秋のある一日

8時起床。少し二度寝をしてしまった。出際よく身支度をして、田舎方面の電車に飛び乗る。晴れだ、気持ちがよい。2度の乗り換えを経て電車に揺られる事1時間ちょいで埼玉県日高市高麗へ。西武線の駅のポスターでずっと気になっていた曼珠沙華を見にやって来た。ポスターの写真がよいから騙されたつもりでは来たけれど、写真通り見渡す限り真紅の絨毯が広がっていた。よく道端で見かける彼岸花も群れるとこんな景色になるのかと驚かされた。


横に広がるコスモス畑もお見事。




曼珠沙華秋桜じゃ、まるで山口百恵だと思いながら帰路につく。山口百恵のあの悲しげな笑顔は愁い、つまり秋の季節のもつ雰囲気なのかと何だか一人納得してしまった。

夕方17時、後輩が所属するクラシックバレーサークルの公演へ招待してくれたので三鷹市公会堂へ足を運ぶ。創作ダンスも交えたものから、しっかりしたクラシックのものまで初心者の僕にも見応えのあるものだった。人間の身体のしなやかさ(これはチーターが獲物を捕る際、僅か100Mのみ見せるしなやかさに似たものがある)に感激した。上半身の軸がぶれずに安定した物は手足に動きが集中していてよい。顔の表情が手足にまで伝わり何とも言えない柔らかさを演出する。素人の僕でも素直に美しいと思えた。一人の男性が際立ってよかった。実に妖艶だ。